飲食店にPOSレジを導入すると、実際にいくらかかるのでしょうか。
POSレジは「無料」と表示されているサービスもありますが、実際には月額料金だけでなく、iPadやレシートプリンター、キャッシュドロアなどの周辺機器、キャッシュレス決済を利用する場合の決済手数料なども考える必要があります。
本記事では、飲食店で利用されているPOSレジを例に、初期費用・月額料金・決済手数料・周辺機器など、導入前に確認したい費用を整理します。
飲食店のPOSレジ導入にはいくらかかる?
POSレジの導入費用は、サービスの利用料金だけで決まるわけではありません。
初期費用や月額料金に加えて、iPadやタブレット、レシートプリンター、キャッシュドロアなどの周辺機器、キャッシュレス決済を利用する場合の決済手数料なども考える必要があります。
そのため、POSレジを比較するときは「無料かどうか」だけではなく、実際に店舗で使い始めるまでに必要な費用と、導入後に継続してかかる費用を分けて考えることが大切です。
POSレジ導入でかかる主な費用
POSレジを導入するときは、レジ本体の料金だけでなく、周辺機器や決済にかかる費用まで確認することが大切です。主に確認したい費用は、次の4つです。
- POSレジの利用料金
- 初期費用・周辺機器の費用
- キャッシュレス決済の手数料
- オプション・追加サービスの費用
POSレジの利用料金
POSレジには、無料で利用できるものから、月額料金が必要なものまでさまざまなサービスがあります。
無料プランでも基本的なレジ機能を利用できる場合がありますが、売上分析や複数店舗管理、飲食店向けの注文管理など、より多くの機能を利用する場合は有料プランが必要になることがあります。
そのため、月額料金だけを見るのではなく、自店に必要な機能がどのプランに含まれているのかを確認することが大切です。
初期費用・周辺機器の費用
POSレジを使い始めるには、POSアプリの料金以外に、タブレットやレシートプリンター、キャッシュドロアなどの機器が必要になる場合があります。
例えば、手持ちのiPadなどを利用できれば初期費用を抑えられますが、新たに端末や周辺機器をそろえる場合は、その分の費用が必要です。
Airレジでは、iPad・レシートプリンター・キャッシュドロアをそろえる場合の参考価格として、129,120円(税込)~が公式サイトに掲載されています。
そのため、POSレジを比較するときは、アプリの料金だけでなく、店舗で実際に使うために必要な機器まで含めて考えることが大切です。
キャッシュレス決済の手数料
クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などのキャッシュレス決済を導入する場合は、決済金額に応じた手数料が発生します。
POSレジの月額料金が安くても、決済件数や売上が多い店舗では、決済手数料が毎月のコストに大きく影響することがあります。
そのため、POSレジを比較するときは、POSレジの利用料金だけでなく、どの決済サービスと連携できるのか、決済手数料がいくらなのかも確認しておきましょう。
オプション・追加サービスの費用
POSレジによっては、基本機能に加えて、モバイルオーダーや予約管理、スタッフ管理、売上分析などの機能を追加できる場合があります。
これらの機能を利用する場合、基本料金とは別に月額料金などが発生することがあります。
例えばSquareでは、基本のPOSレジアプリは無料で利用できますが、より高度な機能を利用する場合は有料プランや追加サービスが用意されています。
そのため、必要な機能をあらかじめ整理し、「基本料金に含まれる機能」と「追加料金が必要な機能」を確認しておくことが大切です。
飲食店向けPOSレジ4社の料金を比較
| POSレジ | POS利用料 | 初期費用・機器 | 決済手数料 | 飲食店向けの特徴 |
| funfo | 0円〜(10/1から7700円〜) | iPad・周辺機器など別途 | 3.35〜3.95% | POS+モバイルオーダー |
| Airレジ | 0円 | 129,120円〜(機器) | 決済サービスによる | レジ・売上管理 |
| スマレジ | 0円〜12,100円/月 | 機器別途 | 1.98%〜 | 飲食店向けフードビジネス |
| Square | 0円 | ハードウェア別途 | 2.5%〜 | POS+決済 |
※料金・手数料は2026年9月時点で各社公式サイトに掲載されている情報をもとにしています。プランや利用条件によって料金が異なる場合があるため、導入前に各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。
funfoの料金・導入費用
funfoは、POSレジ機能とモバイルオーダー機能を利用できるサービスです。無料で利用できる「funfo Free」に加えて、店舗の規模や必要な機能に応じた有料プランが用意されています。
なお、2026年10月1日からプラン内容と料金が変更されます。これから導入を検討する場合は、10月1日以降の新料金も確認しておきましょう。
| プラン | 月額料金(税込) |
| funfo Free | 0円 |
| funfo Lite AI | 7,700円 |
| funfo Business AI | 13,200円 |
| funfo One AI | 19,800円 |
※funfoは2026年10月1日から料金・プランが変更されます。現在契約中の場合は、契約更新時期などによって旧料金が適用される場合があります。これから導入する場合は、契約時点の最新料金を公式サイトで確認してください。
funfoはPOSレジとモバイルオーダーをまとめて導入したい店舗向け
funfoは、POSレジだけでなくモバイルオーダーも活用したい飲食店に向いています。
POSレジとモバイルオーダーを別々に導入するのではなく、まとめて店舗運営を効率化したい場合に候補になります。
ただし、必要な機能や店舗の規模によって適したプランは異なるため、無料プランで足りるのか、有料プランが必要なのかを確認してから導入することが大切です。
funfo の詳細はこちら
Airレジの料金・導入費用
Airレジは、基本的なPOSレジ機能を無料で利用できるサービスです。初期費用は、iPadやレシートプリンター、キャッシュドロアなどの周辺機器を用意する場合にかかります。導入時には、POSレジ本体の利用料だけでなく、必要な機器や決済サービスの費用も含めて確認しておきましょう。
| 項目 | 料金・費用 |
| Airレジ利用料 | 0円 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 |
| 周辺機器 | 129,120円(税込)〜 (iPad・レシートプリンター・キャッシュドロアなど) |
※料金・費用は変更される場合があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
Airレジは、初期費用・月額費用ともに0円で利用できるPOSレジです。注文入力や会計、売上管理・分析などの基本的なレジ機能を無料で利用でき、iPadやiPhoneとインターネット環境があれば導入できます。レシートプリンターやキャッシュドロアなどの周辺機器を用意する場合は、別途費用がかかります。
Airレジは無料で基本的なPOSレジ機能を利用したい店舗向け
Airレジは、会計や売上管理など、飲食店で日常的に使う基本的なPOSレジ機能をシンプルに利用したい店舗に適しています。特に、POSレジの月額料金をかけずに導入したい場合は、必要な機能と周辺機器を確認したうえで導入を検討できます。
Airレジの導入に必要な機器
Airレジは、iPadまたはiPhoneとインターネット環境があれば利用できます。紙のレシートを発行する場合はレシートプリンター、現金を管理する場合はキャッシュドロアなど、店舗の用途に応じて周辺機器を追加します。
スマレジの料金・導入費用
スマレジは、店舗の規模や必要な機能に応じて料金プランを選べるPOSレジです。無料で利用できるプランから、飲食店向けの機能を備えた有料プランまで用意されています。導入時には月額料金だけでなく、必要な機器や決済手数料も含めて確認しておきましょう。
| プラン | 月額料金 | 主な特徴 |
| スタンダード | 0円 | POSレジの基本機能 |
| プレミアム | 5,500円/月 | 複数店舗管理など |
| プレミアムクラス | 8,800円/月 | 顧客管理・ポイントなど |
| フードビジネス | 12,100円/月 | 飲食店向けオーダーエントリー |
| リテールビジネス | 15,400円/月 | 小売向け、高度な在庫管理 |
※月額料金は店舗単位の料金として整理しています。また料金は変更される場合があります。
スマレジでは、利用したい機能や店舗の業態に応じてプランを選択できます。飲食店で利用する場合は、一般的なPOS機能に加えて、注文管理などの機能が必要かどうかを確認し、自店舗に合ったプランを選ぶことが重要です。
スマレジは飲食店向けの機能を重視したい店舗向け
スマレジには飲食店向けの「フードビジネスプラン」があり、スマレジ・ウェイターと連動して、入店からオーダー、提供、会計までを管理できます。テーブル管理やキッチンへの注文伝達、メニュー管理、売上分析など、飲食店の運営に必要な機能をまとめて利用できるのが特徴です。
スマレジの導入には周辺機器の費用も必要
スマレジは、店舗の運用に応じてレシートプリンターやキャッシュドロア、バーコードリーダーなどの周辺機器を利用できます。小規模な飲食店ではレシートプリンターとキャッシュドロアを中心に、大規模な飲食店ではキッチンプリンターなどを追加するなど、店舗の規模や運用方法に合わせて必要な機器を選びましょう。
squareの料金・導入費用
Squareは、基本的なPOSレジアプリを無料で利用できるサービスです。初期費用や月額料金を抑えて導入できる一方、iPadなどの端末やレシートプリンターなどの周辺機器を用意する場合は、別途費用がかかります。また、キャッシュレス決済を利用する場合は決済手数料も確認しておきましょう。
squareはPOSレジとキャッシュレス決済をまとめて導入したい店舗向け
Squareは、POSレジとキャッシュレス決済をまとめて利用したい店舗に向いています。基本のPOSレジアプリは無料で利用できますが、決済を利用する場合は決済手数料がかかるため、POSレジの利用料金だけでなく、決済にかかる費用まで含めて確認しましょう。
squareの導入には周辺機器の費用も必要
Squareは、店舗の運用に応じてiPadなどの端末やレシートプリンター、キャッシュドロアなどの周辺機器を用意できます。必要な機器を追加するほど初期費用は増えるため、すでに持っている機器を利用できるかも含めて、導入前に必要な機器を確認しておきましょう。
また、タブレット端末などを自分で用意する場合は、その費用も考慮する必要があります。POSレジの利用料金だけでなく、店舗で必要になる機器を含めた導入費用で比較することが大切です。
飲食店に合うPOSレジの選び方
POSレジを選ぶときは、月額料金だけでなく、必要な機能や周辺機器、決済手数料まで含めて比較することが大切です。特に飲食店では、店舗の規模や注文方法によって必要な機能が異なるため、自店舗の運営に合ったサービスを選びましょう。
POSレジだけでなく、決済や注文システムまで含めた選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
月額料金だけではなく初期費用も含めて比較する
POSレジは、月額料金が無料でも、iPadやレシートプリンター、キャッシュドロアなどを新たに用意すると初期費用がかかります。すでに利用できる機器があるかを確認したうえで、導入時に必要になる費用を含めて比較しましょう。
必要な機能が揃っているか確認する
POSレジを選ぶときは、会計や売上管理だけでなく、店舗に必要な機能がそろっているかを確認しましょう。飲食店では、注文管理やテーブル管理、モバイルオーダーなど、店舗の運営方法によって必要な機能が変わります。無料プランと有料プランで利用できる機能が異なる場合もあるため、料金だけで判断せず、自店舗に必要な機能を整理してから比較することが大切です。
キャッシュレス決済の手数料も確認する
POSレジを導入する場合は、キャッシュレス決済の手数料も確認しておきましょう。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などを利用すると、決済金額に応じた手数料が発生します。特にキャッシュレス決済の利用が多い店舗では、POSレジの月額料金だけでなく、決済手数料も含めて毎月のコストを考えることが重要です。
店舗の規模や注文方法に合ったサービスを選ぶ
同じ飲食店でも、店舗の規模や注文方法によって必要なPOSレジの機能は異なります。小規模な店舗で会計や売上管理を中心に使う場合と、テーブル管理やオーダー管理、モバイルオーダーなどを活用する場合では、必要な機能や費用も変わります。自店舗の営業スタイルに必要な機能を整理したうえで、各サービスの料金と照らし合わせて選びましょう。
POSレジは料金と機能のバランスで比較する
POSレジを比較するときは、月額料金の安さだけでなく、初期費用・周辺機器・決済手数料・必要な機能まで含めて考えることが大切です。無料で利用できるサービスでも、必要な機器や機能を追加すると費用が発生する場合があります。自店舗で必要な機能と導入時・導入後の費用を整理し、無理なく利用できるサービスを選びましょう。
迷ったら「必要な機能」から絞り込む
POSレジ選びで迷った場合は、まず自店舗で必要な機能を整理してみましょう。会計や売上管理だけで十分なのか、注文管理やテーブル管理、モバイルオーダーなども必要なのかによって、選ぶサービスやプランが変わります。必要な機能を明確にしてから料金を比較すると、自店舗に合ったPOSレジを検討しやすくなります。
POSレジの導入前に必要な費用を整理する
POSレジを導入する前に、必要な費用を整理しておくと比較しやすくなります。POSレジの利用料金だけでなく、iPadなどの端末、レシートプリンターやキャッシュドロアなどの周辺機器、キャッシュレス決済の手数料、必要に応じた追加サービスの料金まで確認しましょう。導入時にかかる費用と、導入後に継続してかかる費用を分けて考えることもポイントです。
POSレジ導入後のランニングコストも確認する
POSレジは導入して終わりではなく、導入後も月額料金や決済手数料などの費用が発生する場合があります。特にキャッシュレス決済の利用が多い店舗では、売上に応じて決済手数料が変わるため、導入前に毎月どの程度の費用がかかるのかを確認しておきましょう。
導入前に実際の総額を確認する
POSレジを導入するときは、月額料金や決済手数料だけでなく、実際に店舗で利用するために必要な機器まで含めて総額を確認しましょう。手持ちのiPadなどを利用できる場合は初期費用を抑えられる一方、新たに端末や周辺機器をそろえる場合は、その分の費用が必要になります。必要な機器と料金を事前に確認しておくことで、導入後に想定外の費用が発生するのを防ぎやすくなります。
導入前に料金プランの変更も確認する
POSレジの料金やプラン内容は変更される場合があります。特にこれから導入する場合は、現在表示されている料金だけで判断せず、契約時点の最新情報を公式サイトで確認しておきましょう。funfoのように料金・プランの変更が予定されているサービスもあるため、導入する時期によって費用が変わる可能性にも注意が必要です。
導入後のサポート体制も確認する
POSレジは、料金や機能だけでなく、導入後のサポート体制も確認しておきましょう。操作方法が分からない場合や、店舗でトラブルが発生した場合にどのようなサポートを受けられるのかを事前に確認しておくと、導入後も安心して利用しやすくなります。
まとめ|飲食店のPOSレジは必要な機能と総額で比較しよう
飲食店のPOSレジは、月額料金だけでなく、初期費用や周辺機器、決済手数料、必要な機能まで含めて比較することが大切です。
今回紹介した4社も、それぞれ料金体系や対応している機能が異なります。会計や売上管理を中心に使いたいのか、注文管理やモバイルオーダーまで活用したいのかなど、自店舗の運営方法に必要な機能を整理したうえで検討しましょう。
また、料金やプラン内容は変更される場合があるため、実際に導入する際は各サービスの公式サイトで最新の料金・利用条件を確認してから申し込むようにしましょう。
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